試合結果

暑い熱い戦い。

連日猛暑日が続く中、この日もきっちり35°C越え。現地に赴いた時点でかなり疲労感があり、アッ プを終えプレイボールがかかる時にはすでに一試合終えたような倦怠感に見舞われた。加えて対戦 相手のたるみーずが8名しかいないため、守備時に1名が駆り出されるという過酷な状況での試合と なった。
先発は今期初登板の#28 NAKASHIMA。先頭打者を三振に取るも2面グランドの罠に嵌る。(この 日は2面グランドでの試合で、センターから右翼は外野を抜ければボールが延々と転がって行く状 況。)2番打者のライト線の打球を#17 GIALISが長打を阻止するため果敢なプレーに挑んだことが 裏目に出て、ボールは転々と遥か彼方へ。手痛いランニングホームランを食らい早々に失点を許 す。
1失点で凌いだ1回裏の攻撃。相手ピッチャーの立ち上がりが乱れ、4フォアボールと1ヒットで2点 を返し、すぐさま逆手に成功。欲を言えば、あと2・3点は欲しかった。相手がくれたチャンスを全 く生かせないところが、ここのところの連敗の大きな要因の一つと言えるだろう。
2回、3回はお互い無得点でゲームは接戦の様相を呈する。
4回から#00 OGUがリリーフ登板。投球練習ではいい球がビシバシ決まっていたのに、プレイボー ルが掛かると嘘のように制球が乱れ、4フォアボールと2ヒットにエラーも絡み4点を失う。これは 痛い。3点ビハインドになったことよりも猛暑の中、この試合で一番長い20分以上に渡る守備時間 によりメンバーの気力と体力が削られたことが痛い。逆転するどころか、さらに点差を広げられる ツインビー定番の負けパターンだ。もしAIが検証したなら99%の確率で敗戦の判定を出すだろう。
しかし、人間のする事は時として予測を超えるから面白い。
4回裏の攻撃。先頭の#99 SHIMAYANが内野安打で出塁すると、続く#14 JOHがライト線へランニ ングホームラン返しで1点差に詰め寄ると、次打者の#1 OKIもヒットで出塁。ツインビーでは非常 に稀な3連打で、押せ押せムードが加速する。その後、2アウト2・3塁の場面で、#1 OKIが相手 バッテリーの意表を突きホームスチール。間一髪セーフで同点に。前の回に「あ〜久しぶりに勝ち たいわぁ」と心の叫びを漏らした#1 OKIが勝利への執念を見せた。
試合は5対5の同点で最終の5回へ。#1 OKIのハッスルプレーに刺激を受けたのか、#00 OGUが立 ち直りを見せ、三者凡退でピシャリと抑える。これで負けは無くなった。裏の攻撃で1点取ればサ ヨナラ勝ち。
相手ピッチャーは明らかにプレッシャーを感じており、先頭の#69 ROCKを死球、次打者の#00 OGUを四球でノーアウト1・2塁のピンチを自ら招く。バッターは#28 NAKASHIMA。昨年は打撃 絶好調だったが、今年はこの試合含めこれまで4打数無安打とさっぱり。「自分がダメでも後の打 者が何とかしてくれるだろう」と軽い気持ちで打席に入ったのが良かったのか、低目のボール臭い ストレートを叩いた打球が1・2塁間を破ると、セカンドランナーの#69 ROCKが激走しホームイ ン。暑い熱い戦いをサヨナラ勝ちで飾った。
今年5試合目にして初勝利。昨年から数えると実に9試合ぶりの勝利となった。

文責：#28 NAKASHIMA