試合結果

貯金か?借金か?

1試合目を引き分け、移動して迎えた2試合目。相手は初対戦となるゴールデンベアーズで、メンバー全員20代ときている。一方ツインビーは30代後半から50代で、おまけに1試合目で体力を消耗しており、戦前から「疲れた」と言う 者もちらほら。厳しい戦いになりそうだが勝てば貯金、負ければ借金となる大事な一戦。果たして勝利を掴むことはできるのか。ツインビー先攻でプレーボール。

立ち上がりは投手戦。

1回、2つのフォアボールとバッテリーエラーでノーヒットながら先制のチャンスを迎えるも得点ならず。 相手投手は球威があり変化球のキレも鋭く、打ち崩すのはなかなか困難な感じ。立ち上がりの制球難でもらったチャンスを生かせなかったのは痛かった。 この試合から参加した先発のJOHは元気アリアリ。四死球とヒットでピンチを招くが無失点で切り抜ける。 実はこの試合、正外野手が1人もおらず、定位置のイージーな打球しかアウトにするのは難しい。ピッチャーにとっては酷な状況でありながら、そんなことは意にも介さず上々の立ち上がりを見せた。 2回はお互い三者凡退に終わり投手戦の様相を呈した。

中盤に均衡破れる。

3回、先頭のGIALISがこの試合チーム初ヒットで攻撃の口火を切ると、エラーとフォアボールで無死満塁のチャンス到来。1アウトからJOHが右中間へのタイムリー2ベースを放ち2点を先制する。 得点後の大事な守り。自らをバットで援護したJOHはノリノリで前の回に続き三者凡退に抑える。予定ではこの回までの登板だったが、良い流れをわざわざ変える必要もなく、次のイニングも続投することに。 追加点が欲しい4回。先頭のNAGAOがエラーで出塁すると、内野ゴロで進塁。続くROCKが三塁線を破るタイムリーでまずは1点。GIALISが四球を選び追加点のチャンスに助っ人の児玉氏が目の覚めるようなレフトオーバー2ベースでもう1点追加。さらにRYUSEIもタイムリーを放ち、この回計3点を追加した。 続投となったJOHは、点差が広がっても気を緩めることなく相手打線をしっかり抑え、4イニング無失点でマウンドを降りた。 相手打線はスイングの鋭い選手が多く、長打を連発される可能性が低くない中、単打散発2本に抑え込む見事なピッチング。そして痛烈な打球に対応し、エラーを1つも出さなかった野手陣も見事だった。

流れは渡さない。

5回の攻撃があっさりと終わるとその裏からはNAKASHIMAが登板し、意趣返しとばかりにあっさりと相手打線抑える。 6回、2つのエラーで2アウトながらチャンスを迎えるとRYUSEIの強烈なピッチャー返しが投手のグラブを弾いてセンター前へ。これがタイムリーとなり1点追加。さらに連続フォアボールで押し出し。この回2点を追加し点差は7に広がった。 その裏、エラーとデッドボールでノーアウト1・2類のピンチを招くと、次打者の痛烈なライナーが三塁線の頭上を襲う。「やられた!」と思ったその時、サードのOKIがジャストなタイミングでジャンピングキャッチ。ランナーが飛び出している2塁へすかさず送球しダブルプレー。奇跡のトリプルプレーとはならなかったが、このビッグプレーでピンチを切り抜け無失点で凌いだ。

7回突入。完封勝利なるか。

6回を終えた時点で終了時間を迎えたが、次のチームの姿が見えず枠が空いているようなので、急遽7回まで戦うことに。 雨続きの中この日だけ晴れ、おまけに時間オーバーしてフルイニング野球ができるなんて何たる幸せ。 攻撃は2本のヒットと2つのフォアボールにより、押し出しで1点を追加し計8得点となった。いくらなんでも1イニングでひっくり返されることはないだろう。狙うは今期2度目の完封勝利。 しかし、事はそう簡単に運ばない。連続エラーに始まり、1アウトから四球を与え満塁のピンチを迎える。しかし、キャッチャーNAGAOの冴え渡るリードで次打者を三振に仕留め、ラストバッターはピッチャーゴロに抑えてゲームセット。 好投JOHからの継投で不安視されたNAKASHIMAだったが、蓋を開けてみればノーヒットピッチング。4つのエラーも何のその。見事な完封リレーで勝利した。 一線級の投手相手に8得点し、強力な打線を無得点に抑えたこの1勝は大きく、結果、貯金1で2月戦線を終えた。

文責：#28 NAKASHIMA