試合結果

追い付け、追い越・・・。

SKYCUPリーグ2戦目の相手は、昨年大敗を喫しているマトリー。この日は35度の猛暑日で、水辺のレジャーにはもってこいの天候だが、野球をするにはちょっときつい。おまけに8月上旬の長雨に夜気温低下で、いったん体が涼しさに慣れてからのこの暑さはかなりこたえる。とはいえ、条件は相手も一緒なので泣き言は言ってられない。マトリーの先攻でプレーボール。

先発の＃14 JOHは、いきなり2つの四球とヒットでノーアウト満塁のピンチを迎える苦しい立ち上がり。先制もやむなしと思われたが、後続を打ち取り何とか無失点で切り抜ける。絶好の先制チャンスに得点できなかった相手チームは、嫌なムードが漂っただろう。一方、ツインビーにとってはツキと良い流れがあるように思われた。その裏の攻撃、2アウト3類と逆に先制のチャンスを迎えるも無得点に終わる。

1回、先頭打者を三振に取り＃14 JOHのエンジンがかかってきたと思われた。が、そこからまさかの6連続フォアボール。実は1回途中から足にハリが生じていたらしく、それが仇となった。急遽、＃28 NAKASHIMAに交代。これ以上点をやりたくない場面だったが、1ヒットとホームゲッツー崩れの間に2点を追加され、計5点を奪われた。ゲーム序盤とはいえ、この5失点は非常に痛い。早めに点差を詰めていきたいところだが、あっさりと三者凡退。長い守備時間とは逆に超短い攻撃時間。炎天下の下なので、後半の士気と体力に大きな影響を及ぼす可能性は大きい。守備から流れをこちらに引き戻すために「一晩、三人切りじゃ！」と気合を入れてマウンドに向かった＃28 NAKASHIMAは、野手陣の堅い守備にも助けられ、3回・4回と宣言通り三者凡退に切って取る。

5点ビハインドのまま迎えた4回裏の攻撃。相手投手に疲れがで始めたのか、連続四球でノーアウト1・2類に。ここまでチームはノーヒットに抑えられていたが、続く＃99 SHIMAYANのセンター前ヒットで満塁。またとない勝負どころがやってきた。内野ゴロ、四球、エラーとスッキリした得点内容とはいかないものの3点を返す。尚も2アウト2・3類でバッターは途中出場の＃77 KARTHIK。試合序盤、彼に相手投手の球質を見た筆者が「このピッチャーの球はカルに合うと思う、でかいの狙えるで。」と助言していたのだが、その通り低めの球をカチ上げた打球はレフトの頭を超え、フェンス直撃の2点タイムリー2ベースヒットに。これで同点に追い付いた。ゴン攻めで一気に逆転と行きたかったが、そうそう思い通りには行かずゲームは終盤へ。

5対5のまま迎えた6回。キャッチャーの＃2 NAGAOがマウンドへ行き「試合時間はあと5分と審判に言われたので、ゆっくり時間かけて行こう。」と＃28 NAKASHIMAに告げる。このまま同点で凌ぐのが最善策なので＃2 NAGAOの言うことは至極まっとうなのだが、投手としては変な間を作るとリズムが崩れて投げにくいのも確か。まぁ。あれこれ悩んでも仕方がないので、平常心で挑む。 すると、先頭打者に初球デッドボールを与えてしまい、時間を稼ぐ間もなく決勝のランナーを出してしまう。2盗されるとかなり状況が悪くなるので、普段より1塁牽制が増える。図らずもこれがいい時間稼ぎになる。ランナーをケアしながら次打者との勝負。ボール球先行で勝負に時間をかけ、何ならフォアボールでもいいというリードをする＃2 NAGAO。しかし、ピンクおやじのサウスポーに逃げはない。高さとコースに細心の注意を払い空振り三振に打ち取る。すると、「次打者がラストバッター」のコールが掛かる。相手としては盗塁で得点圏にランナーを進め、一打サヨナラというシナリオを立てるのがセオリー。盗塁するなら前の打者の時に仕掛けて来たはずだ。「もう盗塁はない」と踏んでランナーを気に掛けずクイックもせずに投球したら、裏を突いてランナースタート。しかし、この日誕生日の＃2 NAGAOは落ち着いていた。36歳、真夏の2塁送球！見立て通りランナーは足が速くなく、1・2塁間の挟殺プレーとなりタッチアウト。 前戦に続き、SKYCUP2戦目も同点に終わった。半ば諦めかけた5点ビハインドから追いついての引き分けは、引き分け獲得点4点以上の価値があり、この勢いが次戦にいい感じで繋がることだろう。

文責：#28 NAKASHIMA