試合結果

ツインビーの試合結果をご覧いただけます。

2019/07/06  17:00〜19:00  波除運動場   スカイカップ

  • 桜島デッドボールズ
  • 0
  • -
  • 2
  • ツインビー
チーム 1 2 3 4 5 6 7 R
桜島デッドボールズ 0 0 0 0 0 0 0 0
ツインビー 1 0 1 0 0 0 2

勝利投手:OGU 9勝2敗1S

ハラハラ、ドキドキ、モヤモヤ。

2019シーズンの後半初戦はSKYCUP4戦目。この試合に勝てば決勝トーナメント進出が現実味を帯びてくる。しかし、対戦相手の桜島デッドボールズは、戦績2勝1敗でツインビーと並んでおり、しかも昨年までSKYCUPのメジャークラスにいたので一筋縄にはいかない。また、試合結果から考察すると、攻撃力の高いチームだということが分かる。打撃低迷のツインビーとってかなり厳しい相手。打ち合いになれば断然不利になるだろうと思われた。
桜島デッドボールズ先攻でプレイボール。まず相手の1番打者に驚かされた。ガタイのいい選手でスイングスピードがハンパなく、ライト線へ特大のファールを放った。これが先頭打者ならクリーンアップはどれだけすごい打者が控えているんだろうと不安が募る。それに敢然と立ちはだかったのがエースの#00 OGU。好打者の1番を三振に切ってとると三者凡退に抑える最高の立ち上がりを見せた。
その裏の攻撃。相手投手は、あまりお目にかからないサイドスロー左腕。球威があるうえにコントロールも良く、スライダーもキレている。左バッターはかなり手こずるだろうと思われた。案の定、先頭の#7 YASUDAは一度もバットを振ることなく見逃し三振。続くは、この日ユニフォームが出来上がってきた#69 ROCK。ファールでしつこく粘り四球で出塁するとエラーもあり1アウト1・2塁の先制チャンス。すると#25 OZACライト線へタイムリーを放ち、4番の仕事で1点を先制する。
2回は1アウトから#1 OKIがヒットで出塁すると2盗、3盗を決め1人でチャンスメイク。しかし後続が打ち取られ無得点に終わる。
この日の#00 OGUは気合い入りまくりのエンジン全開。3回まで1人も出塁を許さずパーフェクトピッチング。それを援護したい打線は3回裏、体験参加の先頭イトウ氏が左中間を破る2塁打で出塁。その後ヒットは出なかったが内野ゴロの間に1点を追加した。
4回表、先頭の1番打者にポテンヒットを打たれると、次打者に死球を与えてしまう。1アウト後、四球で満塁のピンチを迎える。リードはたったの2点。いやがうえにも緊張が高まる。ここで出ましたOGU無双。後続を連続三振に切って取りピンチを凌いだ。
その裏、ツインビーも1アウト1・2塁とするが追加点とはいかず。
5回表、2アウト後に連続四球を与え、前の回に続きピンチを迎える。僅差の展開で#00 OGUに心身ともに疲れが見え出した。それでも踏ん張り、得点を許さない。
その裏、2つの四球と内野安打で1アウト満塁のチャンスを作る。追加点を挙げて精神的に#00 OGUを援護したい場面であったが追加点ならず。流れ的にちょっと嫌なムードが漂い始める。
6回表、エラーと死球で1アウト1・2塁となり、またしてもピンチを迎えるが凌ぎきる。4回から3連続で同じようなピンチを迎える、胃が痛くなりそうな展開。
その裏、先頭#25 OZAC、#00 OGU、#28 NAKASHIMAの3連打でノーアウト満塁のチャンス。試合終盤での追加点は相手を戦意喪失に追い込む意味で非常に大きい。しかし後続3人が倒れ、三たび追加点ならず。点が取れそうで取れないモヤモヤ感。ゲームの流れは相手へと傾き最終回へ。
最終回の劇的逆転を狙い相手チームは意気揚々、一方ツインビーは緊張感MAX。
流れ的に出してはいけない先頭に死球を与えてしまう。次打者の絶妙のバントが守備のミスを誘いノーアウト1・2塁に。迎えるバッターは、まるでゲームを面白くするための台本でもあるかのように好打の1番打者。一発が出ると逆転、勝負を避けると満塁になりプレッシャーがさらに高まりピンチが拡大する。キャッチャー#22 NAGAOは真っ向勝負を選択した。逆転を許すと時間的に裏の攻撃はできないのでそのまま負けとなる。ゲーム序盤から続くハラハラドキドキはクライマックスへ。投手と打者の意地とプライドを賭けた力勝負。#00 OGUが三振にねじ伏せ、マウンドで吠える。傾いた流れをグッと引き戻した。そして後続をライトフライと三振に打ち取りゲームセット。0対2の接戦を制し、2年ぶりの決勝トーナメント進出に向けて大きく前進した。

打順 選手 守備 打席 打数 安打 二塁打 三塁打 本塁打 打点 得点 盗塁 四球 死球 三振 犠打 犠飛
1 YASUDA 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0
2 ROCK 3 2 0 0 0 0 0 1 0 0 1 0 0 0
3 UEDA 3 3 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0
4 OZAC 3 3 2 1 0 0 1 0 0 0 0 1 0 0
5 OGU 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
6 NAKASHIMA DH 3 3 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
7 UME DH 3 3 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
8 OKI 3 3 1 0 0 0 0 0 3 0 0 1 0 0
9 NAGAO 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0
10 NANCHAN 2 1 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 0 0
11 NOB DH 2 1 0 0 0 0 0 0 1 1 0 1 0 0
選手 投球回 被安打 奪三振 与四球 与死球 失点 自責点 責任
OGU 7 1 13 4 2 0 0

2人芝居に名傍役。

この試合のヒーローは、被安打1、奪三振13と圧巻のピッチングを見せた#00 OGUと、それをリードするとともに厳しい球をブロッキングし進塁を許さなかった#22 NAGAO。ゴールデンバッテリーによる、見事な2人芝居だった。再三の得点チャンスをものにできずに僅差の試合展開となったことで、2人の精神的プレッシャーは終始続いた。夕方の1試合だけにもかかわらず疲労度はハンパなく、試合後はホセ・メンドーサと闘った後の矢吹丈のようになっていた。
もう1人忘れてはならないのがライトの#7 YASUDA。最終回、初めて飛んで来た大きな当たりを難なくキャッチ。何でも無いプレーに見えるが隠れたファインプレーだった。#00 OGUの快投のおかげで守備機会が無く、傍観者になりがちなところだが、集中力を切らすことなく見事に対応。もし抜かれていれば同点に追い付かれていただろう。打球を瞬時に判断し、最短距離で落下点に到達する外野の名手ならではのプレーだった。