試合結果

当然ながら“令和初”祭り。

元号が変わって初の野球。対戦相手の近大ルーキーズは近大生を中心とした学生サークルチーム。これからの時代を背負って立つ若者達は、令和初戦の相手に相応しいと言えるだろう。知らんけど。
1回表の攻撃、先頭打者は重度のヘルニアで戦線離脱していた＃4 RYO。まだ完治していないとは思えないフルスイングで初球を叩き、いきなり令和発安打を記録した。続く＃1 OKIはここのところ打撃が大型連休中であったが、野球好きの間で軽バズりしている『令和スイング』を実践しヒットで続く。そして1アウト満塁の先制チャンスを迎えバッターは＃2 UME。センターオーバーの2点タイムリーツーベースを放ち、令和初打点を挙げた。
先発の＃28 NAKASHIMAは、最近立ち上がりが荒れがちだったが、この日は安定感抜群。体験のセカンド平田氏とセンター＃4 RYOの攻守もあり三者凡退で好スタートを切った。
2回裏、先頭打者に対して令和初エラーが飛び出すと再びエラーが発生し、それを基点にヒットを打たれ3失点と逆転を許してしまう。さらに3回裏、相手打線の巧みなバットコントロールで連打を浴び、2点を追加される。
4回からは＃0 NOBがマウンドに上がると、程よく荒れた投球が奏効し相手打線をしっかり打ち取る好投を見せる。ここで流れを変えたいところだったがツインビーも得点できず、2対5の3点ビハインドで最終6回を迎える。
奇跡の逆転を信じて立ち向かうツインビー。すると、相手3番手投手が制球に苦しみ、2つの四球とヒットでノーアウト満塁のチャンスを迎える。まずは＃00 OGUが四球を選び押し出しで1点。引き続き満塁のチャンス。すると相手投手は制球を整えるためかワインドアップ投球に戻す。それを3塁ランナーの＃1 OKIは見逃さない。投球モーションに入るとすかさずに大きく離塁し投手にプレッシャーをかける。地味ではあるが好プレーである。しかしこれで終わらない。それまでよりやや早めにスタートを切った＃1 OKIが見事な令和初ホームスチールを決め押せ押せムードに。続く＃2 UMEの内野ゴロの間にさらに1点追加し、とうとう同点に追い付く。2アウト3塁でバッターは体験の平田氏。前の打席でも鋭いサードライナーを放っていた彼は、ここで値千金のタイムリーツーベスを打ち土壇場で逆転に成功する。
1点リードで迎えた最終の守り、打者2人を簡単に抑え令和初戦の勝利が見えて来た。と、それを意識し過ぎたのか次打者に四球を与えてしまう。が、まだ精神的に余裕がある。仕留めに行った次打者の打球はボテボテのピッチャーゴロ。それを待って安全に捕球しようとした＃0 NOBだったが、手前で大きく横にイレギュラーバウンドし内野安打となる。勝利の女神が相手チームに微笑んでいるように思えた。2アウト1・2塁。これで先程までの余裕はなくなった。右バッターの打球はライト線への大きなフライ。＃9 VIJAYが捕ってゲームセットと思いきやボールがポロリ。セカンドランナーが還り同点に。難しい打球であったが、いったんグラブに納めてただけにおしいプレーだった。令和初勝利はボールととにスルリとこぼれ落ちた。だが、ここで落ち込んでる場合ではない。逆転サヨナラ負けは何としても避けなければならない。 2アウト2・3塁の大ピンチだったが、次打者をファーストゴロに仕留めゲームセット。令和初戦は6対6の引き分けに終わった。どちらも負けの痛みを伴わない、令和にふさわしい和を重んじた試合と言えるだろう。知らんけど。

文責：#28 NAKASHIMA